入院27日目 久々にYUIを聴く
12月1日日曜日。入院27日目。
自ら望んでの任意入院とは言え、つい何かとグチがこぼれてしまうこの入院生活。QOL(クオリティオブライフ=生活の質、医学生がやたら使いたがる言葉)を上げるべく、先の一時外出の際に家からこいつを取ってきました。
何て呼んだらいいんだっけ、要は、僕の世代でいうところの「ウォークマン的なアレ」です。
イマドキこんなの使ってるやついるのかよって感じですけど、買ったのは今年の春先なんです。
留年が決まって時間ができたから、ウォーキングかジョギングでもしようと思い、そのお供にと。イマドキ普通はスマホで事足りるんでしょうけど、当時僕が使っていたスマホは音楽を入れる容量の余裕がなかったんで…
もっとも、その直後に方針を変えてほぼフルタイムのバイトを始めたんで、ジョギングもほとんどしなければこいつの出番もほとんどなかったんですけどね。おまけにスマホも機種変更して容量を気にしなくてもよくなったし、サブスクであいみょんばっかり聴いてるし。
しかし、入院生活で、こいつの出番がやってきました。
その最大の理由は、携帯電話が自由に使えないこと。
これまでにもお話ししているように、朝7時前から夜9時までしか使えなくて、夜間はナースステーションに預けなきゃいけない。しかも僕のソニーエクスペリアは新機種のくせにバッテリーの減りが早いからちょこちょこ充電しなきゃいけないんだけど、病室では充電できなくて、いちいち共有スペースの「ドンキのアレ」みたいなのに持っていかなきゃいけない。というわけで携帯電話が使えない時間が多いんですよ。
で、携帯電話が使えない時間、すなわち音楽が聞けない時間というのが生じているわけなんですが、これがまた苦痛で。
いや、僕は別に、いつでもどこでもヘッドフォンしてる、よくいるけどよくわかんないやつではないんですよ。でも、今ここでの入院では苦痛なんです。
と言うのも、カーテンの向こうにいる同室のオッサン、これがまたうるさいんだわ。こういう場所ですから、まぁ仕方ないし、本人も悪気があるわけじゃないんでしょうけど。でも、日中はあらゆる物音に対して反射的に、いや何もなくても、
「チッ死ね」
とかずっとつぶやいてるし、
「アイブロウ!」
とかわけわからん独り言を発することもあるし、夜は夜とてすんごいイビキかくし。まぁイビキに関してはお互い様なんですけどね。あと、この3人部屋では、言語的コミュニケーションは全くないにもかかわらず、屁は気兼ねなくこいていいみたいな暗黙の了解が形成されてて、僕もプーとかブーとかやってるんですが、その人の屁は聞こえてくると心配になるんですよね。
「ビチビチビチビチッ」
ってウエットな感じなんで、漏らしてんのんちゃうかと。
そんなわけで、耳をふさいでいたいわけですよ。何度も言うようにお互い様なんでしょうけど、正直言ってしまえば不快なわけで。だから音楽が欠かせなくて。携帯電話が使えない間にも音楽を聴いていたいんです。
「それなら耳栓でええやん」
ってお思いかもしれません。実際、耳栓も使ってます。でも、耳栓も別に完全に音をシャットアウトするわけではなくて、軽減するだけじゃないですか。だから舌打ちも独り言もイビキも屁も聞こえてくることに変わりはないわけで、不快なことにも変わりはないわけですよ。
そこで、音楽が欲しい、イヤホンが欲しい。ソニーのいいノイズキャンセリングイヤホンとかではないので不快な音が少々入ってくることに変わりはないのですが、それでも気分が落ち着くような曲を聴くことによって不快さが打ち消されますから、耳栓よりもいいわけです。逆位相の音が雑音を打ち消すノイズキャンセリングイヤホンはないけど、打ち消すという点では一緒なわけで(?)
よりよい入院生活、特によりよい眠りの追求は続きます…
ブログランキングに参戦しています、よろしければ投票クリックお願いします👇