消化器内科受診
僕は過敏性腸症候群らしきものを抱えていまして、要はすぐにお腹を下すんですが、この度病院に行ってきました。医者の不養生とはよく言ったもので、医学生は不調があってもなかなか病院に行く時間が取れなくて、それこそ留年して初めて病院に行く時間が取れたんですよ。皮肉なもんです。
3月29日、某病院へ。1人でも行けるんですが、お金を出してくれるので母親に連れて行ってもらうことに。すっごく待って、ちょっとした血液検査はしましたけど、またすっごく待って、結局、次回大腸内視鏡検査をしましょうということになって、予約をして、整腸剤だけ処方されて、おしまい。これだけで丸一日。僕は業界人のハシクレですからこんなもんだって理解できますけど、そりゃ待たされた割に云々と怒る人もいるわけだ。
それはそうと、過敏性腸症候群（らしきもの）って、すぐに診断してもらってお薬の処方か何かしてもらえると思ってたんですけど、そうじゃないんですね。そもそも過敏性腸症候群とは何ぞや、細かく、かつ信頼できる説明はこちらのリンクにでもお任せするとして、要はストレスなりでお腹を下すというだけだから、腸に潰瘍ができるとか、目に見える変化があるわけじゃないんですよね。その上原因も不明っちゃ不明だから、一発で過敏性腸症候群だと診断することはできないんだって。逆に言えば、大腸がんとか、他の異常（器質的疾患といいます）がないか調べて、そういうのが結局見つからなかった時に最後に付ける病名が過敏性腸症候群…という位置付けらしい。で、可能性は低いけど、大腸がんとかあったらいけないので念のため、ということで内視鏡検査が必要なんですと。僕も医学生のハシクレなんでこれは過敏性腸症候群じゃないかってかなり前の段階から予想はついてたんですけど、あくまでハシクレだから、そのプロセスまでは知らなかった。
ともあれ、それから3週間経った今日、大腸内視鏡検査を受けてきました。ようやくブログがリアルタイムの話に追い付きました。
初めてだったんですけど、なかなか大変ですね。そもそも闘いは昨日から始まってるんです。三食とも消化の良いものを食べてくださいという食事の制限があって、昨日食べたのはバナナ、ヨーグルト、白メシ、具なしの卵焼き、豆腐だけの味噌汁、素うどんといった具合。しかも晩メシは19時までで、そこからは何も食べちゃダメ。そして20時に下剤を飲む。ちなみにこの時はバイト中でした。うーん、甘くて、思ってたほど不味くはないけど、飲みづらい。
バイト先はトイレが貧弱だからバイト先では我慢していたものの、お仕事が23時前に終わって帰宅してからというもの、トイレ、トイレ、またトイレ。強力な下剤って書いてあったもんな、確かに効く。
そして今日、もちろん朝食抜き、8時半に病院へ。と言ってもすぐに検査が始まるわけではなく、また下剤。しかも今度は液体タイプを1200ccも飲まされ、これでまた何度もトイレ、トイレ、またトイレ。便から固形物が完全になくなって、もはや便と言うより尿みたいな液体しか出てこなくなるまで、要は腸の中を空っぽにされるんですね。これが昼までかかって、それからようやく検査です。
肛門から胃カメラみたいなのを入れられていくわけですよ！ 客観的に考えて恐ろしい！ よく入ったよな俺、素質あるんじゃないか？ しかしこれがまたまあまあ痛いんだわ。途中、何度か
Oh…
みたいな声を漏らしつつ、でも、ほんの10分ほどでしたかね、検査自体の所要時間は待ち時間に比べたらほんのわずかでした。
そして検査結果…異常なしでした。よかったよかった、少なくとも、潰瘍性大腸炎や大腸がんではなかったという意味では。ただ、さっきも言ったのように、ある意味「原因不明」のままではあるわけだから、それはそれでモヤモヤするんですよね。ホント、大きな病気が見つかったわけじゃなかったから幸いなんですけど。
あと、そうこう言ってるうちに症状が治まってきてるのもモヤモヤポイント。と言うのも、僕、この過敏性腸症候群（らしきもの）にはかれこれ5年ほど悩まされているんですが、症状が出るのはもっぱら10月から3月頃までで、4月中にはだいぶよくなるんです。なぜなら、これは自己診断というか憶測ですが、受験生時代は入試のストレス、そして大学生の今は自分の進級やバイト先の塾の生徒たちの入試のストレスがめちゃくちゃ大きくて、おそらくそれが一因だから。
こうなってくると、この問題はなかなか根が深いんです。どうなることやら…
ともあれ、約22時間ぶりの食事の美味いこと！ それから、担当の看護師さんが綺麗な人だったのはよかった。単純なヤツ！
そしてね、やっぱりね、あの穴は物を入れちゃいけませんよ、あそこは出口です、入口にしちゃダメです！ 痛感しましたね。
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